@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010056, author = {並松, 信久 and NAMIMATSU, Nobuhisa}, journal = {京都産業大学日本文化研究所紀要, THE BULLETIN OF THE INSTITUTE OF JAPANESE CULTURE KYOTO SANGYO UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {京都は信用金庫の存在感が強く、「信金王国」といわれる。とくに、全国の信用金庫のなかで、預金残高第1 位は京都中央信用金庫であり、地方銀行と肩を並べる水準にある。本稿は京都中央信用金庫が設立されるまでの展開過程を考察して、京都の地域金融の特徴を明らかにした。京都中央信用金庫の前身は京都市中央市場信用組合であったが、その名称が示すように京都市中央卸売市場に関係していた。すなわち中央卸売市場の仲買人が運転資金の確保を図るための相互扶助組織として、1940(昭和15)年に誕生した。  戦時体制下の経済統制の強化によって、信用組合の貸付業務は思わしくなく、さらに仲買人制度が配給統制の強化によって廃止された。信用組合は解散の危機に直面したが、組合員資格の緩和や貯蓄奨励という国策を逆に活かして、危機を乗り越えた。そして戦後の統制撤廃や仲買人制度の復活などにともなって、信用組合は組織形態を変えながら、1951(昭和26)年に京都中央信用金庫となった。この過程は中央卸売市場関係者のための金融機関から、京都市民のための金融機関への転換過程であったといえる。, 1 はじめに 2 信用組合の形成と京都 3 京都市中央卸売市場と仲買人 4 経済統制と京都市中央市場信用組合 5 京都中央信用金庫の誕生 6 結びにかえて}, pages = {236--197}, title = {組合金融の形成と中央卸売市場の課題 : 京都中央信用金庫の設立をめぐって}, volume = {23}, year = {2018} }