@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010057, author = {並松, 信久 and NAMIMATSU, Nobuhisa}, journal = {京都産業大学日本文化研究所紀要, THE BULLETIN OF THE INSTITUTE OF JAPANESE CULTURE KYOTO SANGYO UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {明治初期の京都では、先駆的に小学校が設立された。この先進性については、福沢諭吉が指摘して以来、一般によく知られている。その社会的背景や教育上の位置付けに関しても、多くの先行研究がある。しかし社会的背景である行政・自治と教育の関係性については、個々の事例で明らかにされているものの、全体的な動向はあまり論じられていない。また教育上の位置付けについても、教育と産業振興との関係という面から論じられていることが少ない。  本稿は、主に学区の展開という側面から、この二つの課題について明らかにした。社会的背景については、行政の動きに振り回されたとはいえ、自治の精神が継承され、現在に至るまで、さまざまな面で生かされている。教育上の位置付けについては、教育内容が基礎的なことから実用を重視したものであったため、京都の勧業政策に貢献する人材が育成されたといえる。この点で小学校教育は地場産業を意識したものであった。結局、京都の学区は、小学校会社などの独特の組織を形成するなど、マッキーバーのいうコミュニティとしての役割を果たした。そのなかで設立された小学校は、アソシエーションとしての役割を果たしたといえる。, 1 はじめに 2 町組と教育 3 番組小学校の設立 4 学区制度と行政 5 結びにかえて}, pages = {272--237}, title = {近代京都の学区制度と地域運営 : 都市内コミュニティの展開}, volume = {23}, year = {2018} }