@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010072, author = {鈴木, 康久 and SUZUKI, Michihisa}, journal = {京都産業大学論集. 社会科学系列}, month = {Mar}, note = {京都市の中心を流れる鴨川の右岸(西側)に約100店舗が床を出す「鴨川納涼床」は,多くの人々が訪れる夏の風物詩の一つとして知られている。その歴史は江戸前期から350年以上も続いているが,江戸期に関する研究は,特定の文献の引用が中心であり,経年的に実態を示すには十分とはいえない。そこで本稿では,「名所案内記」,「紀行文」,「絵画」の資料を分析し,社会環境も踏まえながら半世紀毎の特性と変化についての考察を行った。この結果,茶屋が祇園会の神事として四条河原で始めた「鴨川納涼床」は,江戸期を通じて同じ状況ではなく,期間・場所ともに拡大している。内容についても,当初の歌舞伎との混在から見せ物等の全盛,その後,茶屋中心への移行がみられた。この発展には,鴨川と住居地域の境界を明らかにした寛文新堤の役割は大きい。また,「鴨川納涼床」の運営の仕組みとして,公儀,床を持つ茶屋の株,洪水時に小屋の片付けと喧嘩等での死体を処理する組織の存在も示すこともできた。}, pages = {51--69}, title = {「京都 鴨川納涼床」の変遷に関する研究 : 江戸期の「名所案内記」,「紀行文」,「絵画」から}, volume = {35}, year = {2018} }