@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010191, author = {倉科, 岳志 and KURASHINA, Takeshi}, journal = {京都産業大学総合学術研究所所報}, month = {Jul}, note = {本稿はジョヴァンニ・ジェンティーレの行為論的観念論における自由と法の関係を明らかにし、かれの哲学の有効な要素のいくつかを解明するとともに、全体主義イデオロギーを批判する。そのために、ジェンティーレの意図と同時代的な文脈を考慮しながら、おもに哲学に関する諸著作(『ヘーゲル弁証法の改革』、『純粋行為としての一般理論』、『知識論としての論理学体系』、『法哲学の基礎』、『社会の起源と構造―実践的哲学論考』)を通時的に検討する。本稿の結論は、ジェンティーレがファシストとなった一九二三年以降、かれの哲学において自由と法の関係が転倒され、法が自由の前提となることで、その哲学的論考はファシズム体制を正当化し、国家を神話化するという政治上の目的に供されるというものである。さらに、このような正当化と神話化は恣意的な意図によっており、論理的にも破綻するということを論証する。}, pages = {154--166}, title = {ファシストの弁明 : ジョヴァンニ・ジェンティーレにおける自由と法}, volume = {13}, year = {2018} }