@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010462, author = {村上, 博巳 and MURAKAMI, Hiromi and 小室, 輝明 and KOMURO, Teruaki and 国吉, 恵一 and KUNIYOSHI, Keiichi}, journal = {京都産業大学論集. 自然科学系列}, month = {Mar}, note = {【目的】種々のスポーツ競技選手は,瞬時に認識,判断し行動するため,情報入力の基本となる視機能は,スポーツをする上で重要な役割を果たしている。剣道は,相手の攻撃を避け,素早く攻撃する競技である。目の働かせ方については,「目付」という言葉で表現されており,「眼」の重要性を説いている。しかし,このことは,視機能を体系化して捉えたものではなく,その教示は抽象的,感覚的なものである。そこで,大学男子剣道選手と速いボールを正確に捕捉することが必要な大学男子卓球選手,大学男子バレーボール選手を比較し,視機能に差異があるのか,また測定項目のどの因子が貢献しているのかについて,スポーツビジョンの測定を実施し検討した。【方法】被験者は,京都産業大学体育会所属男子剣道選手(K 群:27 名),卓球選手(T群:29 名),バレーボール選手(V 群:26 名)である。測定項目は(1)静止視力(SVA)(2)KVA 動体視力(KVA)(3)DVA 動体視力(DVA)(4)コントラスト感度(CS)(5)眼球運動(OMS)(6)深視力(DP)(7)瞬間視力(VRT)(8)眼と手の協応動作(E/H)の8 項目を測定した。対照群として,一般男子大学生129 名の中から過去に運動習慣の無い,一般男子大学生(NA 群:11 名)を抽出した。各群とも静止視力(裸眼視力または矯正視力)が,1.0 以上の大学生を対象とした。【結果】T 群のDVA はV 群より,OMS はK,V 群より有意に高い値であった。他の測定項目には,有意な差は認められなかった。合計得点は,T,V,K,NA 群の順に高い値を示す傾向にあった。合計得点に対する測定項目の貢献度は,K 群はSVA,KVA,CS,T 群はOMS,KVA,VRT,CS,DP,DVA,V 群はEH,SVA,DP が重要な因子であった。【結論】K 群のOMSは,T 群より有意に低い値であった。合計得点はT,V,K,NA 群の順に高い値を示す傾向にあった。視機能における測定項目の貢献度は,K 群とT,V 群に差異が認められ,大学男子剣道選手は,SVA,KVA,CS の適応能力が重要であることが示唆された。}, pages = {3--22}, title = {大学男子剣道選手のスポーツビジョンに関する研究 : 他の競技種目選手との比較}, volume = {47}, year = {2020}, yomi = {ムラカミ, ヒロミ and コムロ, テルアキ and クニヨシ, ケイイチ} }