@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010838, author = {増池, 功 and MASUIKE, Isao}, journal = {高等教育フォーラム, Forum of Higher Education Research}, month = {Mar}, note = {本稿は、多言語AI翻訳の教育活用のため、双対言語での作文の学びに限定し、パラダイム論的に翻訳概念を分析、拡張し、再定義することを目的とする。国語と英語で作文指導が非対称的になり、「四技能」との関係で「翻訳」の位置づけも定まらない現状は、明治時代の漢字廃止論以来、かな漢字変換技術を手に入れた今もなお、見えがたい課題である。この認知論的死角を探るべくAI翻訳環境の下で国語と外国語の両方で制御的に書く「カスタムメイド作文」という概念を措定する。単一言語内のコミュニケーション論ではなく、複言語相関ライティングでAI翻訳を使いこなす経験が学修上有効と考えるからである。AI翻訳が従来の語学枠を超え活かされる時、美術史や数学は古典文学同様、読み書きの学びに新たな局面を切り開くものとなる。科学と文学、国語と外国語をつなぐライティング戦略のモデルの構築により、四散しかねない語学の技能要素論への見直しが可能となる。双対言語でのAI翻訳を導入した作文術にあっては、言葉の使いこなしの「正しさ」は翻訳の批評的理解と表裏一体である。個人技能を超えた集合知的な学びが構築・探究できる今、歴史上幾重にも翻訳を畳み込む文化に向き合う科学、言語教育は、個人の四技能の総和で「外国語力」を測る以上のことをなしうるのである。}, pages = {13--26}, title = {AI自動翻訳時代におけるカスタムメイド作文の可能性 : 双対言語学修でのAI翻訳活用の「正しさ」とは何か}, volume = {13}, year = {2023}, yomi = {マスイケ, イサオ} }