@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010851, author = {福田, 拓司 and FUKUDA, Takuji}, journal = {高等教育フォーラム, Forum of Higher Education Research}, month = {Mar}, note = {戦前から今日まで日本の大学のドイツ語教科書のほとんどが、主格・対格・与格・属格を、数字を用いて1格・4格・3格・2格と呼び、格変化表の配列を、横方向には男性・女性・中性・複数、縦方向には主格・属格・与格・対格(すなわち1格・2格・3格・4格)の順に配列している。その方式とは別に、主対与属の格を原語の名称の先頭文字を取ってN(エヌ)格、A(アー)格、D(デー)格、G(ゲー)格と呼び、格変化表は横方向に男性・中性・女性・複数、縦方向に主対与属、すなわちNADG の順で配列する方法もある。後者の呼称・配列の方が、はるかに学習効率が高いのはあまりに自明である。それなのになぜ教育、学習効率の悪い呼称・配列方式が支配的であり続けてきたのか? その原因を次の様な点にあると見当づけた:出版社・教科書著者の経済的振る舞い、人間集団で起こる同調、語学成績のよかった者が語学教師になることが多いこと、文学・言語学の研究者が語学授業も担当していること、語学教師が自分で教材を工夫する風土が弱いこと。}, pages = {149--160}, title = {通例のドイツ語教科書での数字付け格呼称と格変化表配列とは : なぜ何十年経っても改まらないのか?}, volume = {13}, year = {2023}, yomi = {フクダ, タクジ} }