@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00010853, author = {吉村, 有博 and YOSHIMURA, Arihiro}, journal = {京都産業大学論集. 社会科学系列}, month = {Mar}, note = {本論文は弱い特定化過誤を伴う滑らかな有限次元モデルにおけるパラメータの信用集合と信頼集合の一致の可能性について検討する.Hjort and Claeskens (2003) の局所特定化過誤を一般化した枠組みにおいて,我々は標準的な事前分布の仮定の下でBernstein-von Mises 定理のバージョンを示す.このとき漸近的な情報行列等式が成立することを示し,最尤推定量のバイアスが標準誤差より大きい場合でさえ,信用集合と信頼集合は漸近的に互いに近づくことを示す.モンテカルロ研究からは,バイアスによりいずれの集合も真値の被覆に失敗する場合でさえ,信用/ 信頼集合は互いに近づくことが示唆される.結果は特定化過誤が弱い状況において信用集合に信頼集合と同程度の被覆性質を持つとする解釈を与える正当化になる.さらに,結果は信用/ 信頼集合の計算に互いの計算手法を代替させることの正当化になる.この結論はベイジアンと頻度論のいずれの立場にとっても有益である.得られた結論は既存研究に含まれない新規的知見であり,モデル不確実性下の統計的推論の発展への貢献が期待される.}, pages = {187--208}, title = {一般化された局所特定化過誤モデルにおける信用集合と信頼集合の一致について}, volume = {40}, year = {2023}, yomi = {ヨシムラ, アリヒロ} }