@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001216, author = {青木, 正博 and AOKI, Masahiro}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {ロシア語では,y+生格構文において,1)の例のように動詞естьが使われる場合と2)の例のように動詞естьが使われない場合がある。  1)У вас есть деньги?     ”あなたはお金を持っていますか?”  2)У вас большая квартира?     ”あなたは大きいアパートを持っていますか?”  本稿では,動詞естьの使われ方に影響を与える4つの要因を設定し,それらの4つの要因が動詞естьの使われ方にどのように影響を与えるかを検討した結果,次のようなことが分かった。  1.主語にかかる形容詞や量を表す語があると,動詞естьは使われにくい。  2.主語が非具体名詞である場合,動詞естьは使われにくい。  3.時や場所の状況語があると,動詞естьは使われにくい。  4.疑問詞のない疑問文である場合,動詞естьは使われやすい。  さらに,資料を検討した結果,ロシア語のy+生格構文における動詞естьの使用を決定する要因は,存在の意味が伝達の焦点に入るという要因であるが,存在の意味が伝達の焦点に入るかどうかに,上の4つの要因が影響を与えることが分かった。}, pages = {1--28}, title = {ロシア語のУ+生格構文における動詞ЕСТЬの使用}, volume = {31}, year = {2004} }