@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001234, author = {山上, 證道 and YAMAKAMI, Shodo}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {この小論は,バーサルヴァジュニャ(ca.10世紀)が自著「論理の飾り」においてニヤーヤ論理学の原理の意義を解説し,ニヤーヤ学の目指すところを理解せしめんとしている部分を,2本のマニュスクリプトを参照してテキストを校訂しつつ,翻訳し,内容の整理を行ったものである。検討の結果特に注目すべき点として以下の三点を挙げることができる。(1)ニヤーヤ学派内において,ニヤーヤ・スートラ解釈などに関して多様な議論があったことが窺える。特に,ニヤーヤ・バーシュヤに対する注釈者がウッドゥヨータカラ以外にも複数存在し,現在は散逸してしまっている彼らの資料を,バーサルヴァジュニャはジャヤンタと共に利用している。(2)16原理はいずれも解脱獲得という目的のためにあるが,その解脱とは各人のカルマに応じて最高神の恩寵より賜るものである。(3)無神論者である仏教徒に対する消しがたい不信感が機会あるごとに皮肉を込めて繰り返される。}, pages = {85--121}, title = {Nyāyabhūṣaṇaの研究(15) : 至福をもたらすニヤーヤの16原理}, volume = {32}, year = {2004} }