@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001238, author = {関, 光世 and SEKI, Mitsuyo}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {本論は,会話を主な材料として,その中から文末上昇イントネーションの疑問文を取りあげ,それらが談話において果たしている機能を明らかにしようと試みるものである。  先行の文に“是不是”,“对不对”,“好不好”,“怎么样”を付加した形の文末付加型疑問文について,その文末イントネーションは,形式の如何に関わらず,普通は平板調か下降調と言われる。しかし,話者の聞き手に対する強い「同意要請」が意図される場合には,文末はやや上昇することが観察された。  イントネーション疑問文には三種類の現れ方がある。発言の冒頭に現れた場合には,先行の発言に対して,自己の主張を展開したり,会話に参入する意思表示を表す応答型の機能を持つ。発言の最後に現れる場合には,聞き手に意見を求める呼びかけ型の機能を持つ。単独で現れる場合には,応答或は呼びかけのどちらにもなり得る。  この他に文末の語気助詞を省略したイントネーション疑問文と,話題(topic)だけを述べて題述(comment)の部分を省略した題述省略疑問文に言及し,後者は文音調が高く,文末が平板調から上昇調で,かつ長く伸ばすという際立った特徴があることを指摘した。}, pages = {27--45}, title = {中国語における疑問文の文音調と文末上昇イントネーションに関する試論}, volume = {33}, year = {2005} }