@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001283, author = {平塚, 徹 and HIRATSUKA, Tohru}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {フランス語の“Il a bu dans un verre.”のような文の前置詞句はしばしば飲み物の移動の起点を表すとされる。山田(1998a,1998b,2005,2006)は,この前置詞句が「場所」と「道具」の中間領域に位置するものと主張している。筆者は平塚(2006)でこの前置詞句が場所補語であることを論じた。“Où boit-il du whisky ?”がどの容器で飲んだかを問うのに用いられないのは,疑問詞où が「位置情報」を問うものであるのに対して,前置詞句dans un verre が「配置情報」しか表していないからである。飲み物の容器を使用するには,容器と身体の一部,あるいはストローのような道具を,ある一定の配置にして,飲み物を容器から口の中へと移動させる。飲み物の容器が,言語によって,「場所」・「起点」・「手段」として表現されるのは,容器が果たしている役割を表現するためには,容器を使って飲み物を飲むという複雑な事象の中からある一面を選択しなければならないからである。}, pages = {34--49}, title = {飲み物の容器の表現について : フランス語の場合と言語間に見られる差異}, volume = {38}, year = {2008} }