@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001307, author = {三好, 準之助 and MIYOSHI, Jun-nosuke}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {筆者は日西両語の身体部位名詞の対照研究を行うための分析モデルを当論集の前号(38号)に発表した(三好 2008)。本稿ではそのモデルを修正する。まず「比較の第三項」として特定の身体部位の定義(概念)を提示し,定義に対応する名詞(対応語)をそれに関連付け,対応語の多義構造を認知意味論的に分析することにした。そして身体部位<口>の日西両語における対応語の多義構造を分析しなおした。さらに,同様のモデルを使用して<鼻>という身体部位に関する日西両語の対応語を分析してみたが,その結果,両言語の対応語の多義構造におけるいくつかの興味深い事柄が明らかになった。  他方,辞書では多義語の語義が相互の関連もなく羅列されていることが多いが,このような 認知意味論的な多義構造の提示方法を採用すれば,それぞれの語義を互いに関連する構造体の部分として把握することができる。さらに,一定の概念(定義)に対応する語を2種類の言語から選んでそれぞれの意味の構造図を示せば,両者を視覚的に比較対照してその違いを提示することが可能になる。それが本稿の分析モデルの利点となるであろう。, 1. 分析モデルの修正 1.1.「定義」の位置づけ 1.2.対応語 1.3.スキーマに含まれるスロツト 2. 身体部位<口>の対照的多義分析(改訂版) 2.1.分析モデルの訂正と確認 2.2.日本語「口」の多義構造 2.3.スペイン語bocaの多義構造 3. 身体部位<鼻>の対応語の多義構造 3.1.定義 3.2.日本語の対応語とその多義構造 3.3.スペイン語の対応語とその多義構造 4. 結び}, pages = {223--240}, title = {多義構造の分析モデルの修正と応用}, volume = {40}, year = {2009} }