@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001371, author = {久米, 裕子 and KUME, Hiroko}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {本稿は,文部科学省特定領域研究「寧波における知の営みとその伝統―学脈・宗族・トポフィリア―」(代表:信州大学・早坂俊廣)による共同研究の一環として,5年間にわたっておこなった現地調査にもとづいている。  本稿の目的は,清代を代表する歴史家・文学家・思想家である全祖望(1705 ~ 1755)の書院記を手がかりに,中国浙江省寧波市において,南宋末の思想家,黄震(1213 ~ 1281)ゆかりの土地を調査することで,黄震が当地に残した足跡を確認するとともに,黄震という人物がいかにして顕彰され,今なお語り継がれているか,また寧波の地理・風土が黄震の思想といかに関わっているかについて明らかにすることにある。  そこで第一章では黄震の思想史上における位置づけについて確認し,第二章では黄震生前の寧波における足跡をたどる現地調査報告をおこない,第三章では黄震の死後,後世の人々がその遺志を受けつぐ場となった祠や書院などに関する現地調査報告をおこない,第四章ではこれらの総括をおこなう。}, pages = {289--313}, title = {寧波の土地の記憶 : 南宋末の思想家,黄震の足跡}, volume = {45}, year = {2012} }