@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001384, author = {小林, 武 and KOBAYASHI, Takeshi}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {章炳麟(1869~1936)は,「虜憲廃疾」(1908)を書いて清朝の「欽定憲法大綱」を批判した。 20世紀初頭,清朝は「新政」の一環として近代法制の改革に着手したが,彼の論文は,こうした流れの中におけるきわめて早い立憲制への駁論である。彼は,「欽定憲法大綱」が掲げた 議会には決議権がないと批判し,また立憲制が封建制から離陸して久しい中国には適さず,専制下で自由に生きてきた斉民を抑圧すると言った。制度論的に批判する以外に,歴史的文化的視点からも反駁したのである。彼の批判の根底には,自由についての見方と地方自治の現実に対する反発が潜んでいる。  彼の論文の特徴は,立憲制に対して歴史的文化的視点から反駁する点にある。この視点は,彼の中国法についての批判的省察と連なっている。}, pages = {127--151}, title = {章炳麟「虜憲廃疾」と「欽定憲法大綱」}, volume = {46}, year = {2013} }