@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001390, author = {井尻, 香代子 and IJIRI, Kayoko}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {本稿では,スペイン語詩のハイク作品が,制作や発表の現場において,どのように朗読され,あるいは口ずさまれているのか,という疑問から出発し,アルゼンチンの詩人たちによって録音された音声データベースの分析に基づいて,スペイン語ハイクの韻律構造を明らかにすることを目的とする。   第1章では,スペイン語の韻律法においてハイクという詩型がどのように受容されているのか,ジャンルの特色,詩行のリズム構成および詩連の構造等の視点から検証した。同時に,伝統的な韻律システムにおける類似の詩型の存在にも着目し,そのハイクとの関連も考慮した。 第2章では,日本語俳句の韻律について行なわれている現在までの議論を概観し,俳句の可能なリズム構成とその特徴を提示した。第3章では,まずスペイン語ハイクのテキストを第1章で確認したスペイン語韻律法にしたがって分析し,続いて録音資料の音声分析から音の継続, ポーズのパターンを調べた。この2種類の分析結果から,アルゼンチンのスペイン語ハイクは,スペイン語詩の韻律システムと日本語俳句の韻律構造の特徴を併せ持つ複合的なリズム特性を持つことが明らかになった。}, pages = {265--280}, title = {スペイン語ハイクの韻律 : アルゼンチン・ハイクの音声分析から}, volume = {46}, year = {2013} }