@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001392, author = {湟野, 正満 and HORINO, Masamitsu}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {『パンセ』断章「気晴し」のパスカル自筆の草稿第3枚目(R.O. p.209)に見られる無数の加筆修正については拙論「パスカルの『パンセ』草稿第209ページ,210ページに見られるテクストの修正・放棄について」1)(以下,拙論1と表記)において考察した。そこでは特にピュロス王のエピソードに基づいて書かれた段落の放棄を中心に考察した。そして,この破棄された段落をそれに引き続き綴られている段落と比較することにより,後者は前者を書き直したものであると結論した。   本稿では,拙論1では触れることのできなかったこの2つの文章の間に存在するCar(なぜなら)について明らかにしていきたい。このCarの謎を解明していくと,これまであまり論じられることのなかったパスカルの執筆の方法の一例をかいま見せてくれるばかりでなく,拙論1で導いた結論をより明確に反論の余地のないようなかたちで確定することが出来る。}, pages = {299--313}, title = {パスカルの『パンセ』草稿第209ページに見られるCarの放棄について : 断章「気晴し」(Divertissement)の成立をめぐる秘密の解明に向けて}, volume = {46}, year = {2013} }