@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001421, author = {関, 光世 and SEKI, Mitsuyo}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {本稿では,清末から民国初期に始まった英語との接触により,中国語がその書記言語において受容した所謂「欧化語法現象」の特徴の一端を解明することを目的として,特に徐志摩の翻訳作品をとりあげ,“ 当…的时候”,“ 它(它们)”,接尾辞“ 们”,接続詞“ 和” の4項目について例文を収集・整理し,これらの欧化現象が観察された時期・使用頻度及び用法上の特徴の三点から,先行研究の基礎に立って考察を加えた。  その結果,従来の研究では「欧化の程度が高い」と考えられてきた徐志摩だが,その欧化の程度や定着の度合が客観的に測定されていたわけではなく,掘り下げた研究がなされていない点を指摘した。また,これまで指摘されなかった徐志摩における欧化現象の定着例を確認することができ,欧化現象が観察された時期や使用頻度の変化という点で,従来の理解を塗り替えるに足る根拠を示すことができた。さらに,一部の欧化表現において,徐志摩独特の用法を確認した。  本論で示した例文は,これまでに指摘されなかった新しい資料として,今後の欧化研究への貢献が期待できる。}, pages = {157--175}, title = {徐志摩の翻訳作品に見られる欧化現象について}, volume = {48}, year = {2015} }