@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001424, author = {オジュグ, タデウシュ・アダム and OŻÓG, Tadeusz Adam}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {本稿では,日本における哲学教育の歴史を探求し,その問題点を指摘しながら,今日の哲学教育に対する対策を検討する。150年以上の西洋哲学研究の歴史を誇る日本では哲学教育のあり方,目的や役割についての議論が殆どないまま今日まで来ている。急速なグローバル化,経済や社会状況の変化によって高等教育のあり方が問われる中で,実際問題としての哲学教育の重要性が十分に認識されていない。そういった条件の中で哲学にしか出来ない基礎能力開発,思考力,判断力,論理力などを明確にし,高等教育の新たな柱にすべき部分を検討する。日本の哲学教育の中で哲学史やドイツ哲学が占める割合が非常に大きいが,そのような哲学教育が現代日本社会の思想的教育のニーズに応えているかどうか疑問に思う人が多いなか,哲学教育の新たな方向性を定め,実際の大学教育に取り込む必要がある。そういった反省や新たな取り込みの前兆は日本哲学会の活動のなかでも見られているが,大学のビジネス化,哲学教育の不評価といった現実の条件を踏まえ,更なる対策を立て,教育現場で試さなければならないのである。}, pages = {215--231}, title = {日本における哲学教育の歴史と現状}, volume = {48}, year = {2015} }