@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001451, author = {中川, さつき and NAKAGAWA, Satsuki}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {『エツィオ』Ezio はピエトロ・メタスタジオ(1698–1782)が,彼のキャリアの初期に書いたオペラ・セリアである。メタスタジオのリブレットのうちで最も長大なこの作品において,登場人物たちはきわめて雄弁に権力を巡る議論を繰り広げる。ここにはメタスタジオの初期作品にのみ現れる要素と,後のウィーン時代に完成される王政の理想像というモチーフが混在している。前者はエツィオによる王権の正当性についてのラディカルな批判や,マッシモという完全な悪役の存在であり,後者はオノーリアという自己犠牲と寛容の美徳を備えた統治者の理想像である。『エツィオ』は彼の円熟期の作品群に比較すると,技術的な側面において未熟な部分もあるとはいえ,音楽劇の新境地を切り開こうとする作家の意気込みが伝わる,初期の傑作だと言える。}, pages = {443--464}, title = {『エツィオ』Ezio(1728) : イタリア時代のメタスタジオ}, volume = {49}, year = {2016} }