@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001500, author = {福井, 唯嗣 and FUKUI, Tadashi}, journal = {京都産業大学論集. 社会科学系列}, month = {Mar}, note = {世帯消費分散は、個人単位での消費の不平等度を必ずしも反映しない。たとえ個人単位での消費分散が一定であっても、世帯規模の散らばりが大きくなると、世帯消費の分散は見かけ上大きく計測されてしまう。この点を考慮するため、多くの先行研究では、先験的に等価所得比率(equivalence scale)を与え、世帯消費を調整する方法をとっている。しかしながら、この方法では、採用した等価所得比率調整が適切なものであるかいなかの判断はできないため、得られる帰結の信頼性は限定を受けたものならざるを得ない。  本稿では、既存研究の手法を改良し、適切な等価所得比率をデータから推計することを試みた。用いるデータとその方法によっては誤った帰結を導くことが懸念されるため、先験的に等価所得比率調整をおこなう際には十分な注意を払うべきであることが明らかとなった。}, pages = {169--181}, title = {消費不平等度と等価所得比率調整}, volume = {25}, year = {2008} }