@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001503, author = {三輪, 卓己 and MIWA, Takumi}, journal = {京都産業大学論集. 社会科学系列}, month = {Mar}, note = {本研究は知識労働者のキャリア発達を分析することによって、多様な知識労働に適した個人の心理的特性や行動特性を明らかにしようとするものである。本稿では、14名の経営コンサルタントに対するインタビュー調査に基づき、彼(彼女)らのキャリア発達の実態を分析する。  知識・情報社会といわれる昨今において、知識労働者に対する関心が高まっている。その一方で近年のキャリア研究では知識労働者をモデルとして、自律的なキャリアや組織の壁を越えて活躍するキャリアが議論されはじめた。知識労働者のキャリアは、組織に依存せず自らの意思によって形成されるものだと考えられているのである。  ところが知識労働者という概念には実に多様な職種や人材が含まれており、非常に高度な専門性や思考力を求められる人材もいれば、やや定型的な仕事に従事している人材もいる。また大きな組織に所属する人材もいれば小さな組織で働く人材もいるし、独立して個人で働く人材もいる。そのため、知識労働者を一つのイメージで捉えるのは困難であることも事実である。  現状では日本の知識労働者のキャリアの実態に関する研究も蓄積されておらず、彼(彼女)らのキャリア発達の特徴や、そこにみられる多様性は明らかになっていない。そこで本稿では、知識労働者の一つとして扱われることの多い経営コンサルタントを取り上げ、彼(彼女)らのキャリアの実態について分析を行う。まず知識労働者の先行研究に則り、経営コンサルタントを大きく二つのタイプに分類し、それぞれのキャリア発達の特徴を比較検討する。具体的には、近年のキャリア研究のポイントにもなっている知識やスキルの獲得、人的ネットワーク、キャリア志向について、その自律性や組織外への広がりの程度をみていく。そのうえで今後の研究に向けての発展的考察を行うのが本稿の目的である。}, pages = {27--53}, title = {経営コンサルタントの自律的キャリアの実態の分析 : 知識の獲得、人的ネットワーク、キャリア志向の多様性}, volume = {26}, year = {2009} }