@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001515, author = {田中, 寧 and TANAKA, Yasushi}, journal = {京都産業大学論集. 社会科学系列}, month = {Mar}, note = {本稿の主旨は大学進学の経済的メリットを内部収益率の概念を使って説明することであるが、従来の内部収益率の定義にいくつかのバリエーションを加えた分析を試みた。費用については学費以外でも生活費や家庭の負担なども考慮し、賃金については産業別の賃金を使って、様々な内部収益率を算出した。  その結果、現在の日本では、(1)まだ大学進学に経済的メリットはあるが、(2)家庭の負担は大きくメリットをかなり下げる、(3)国立・私立大、自宅・下宿などの違いがメリットの大小に大きく影響を与える、(4)産業間格差がかなり大きく、就職先産業が大学進学のメリットを決めてしまう、(5)教育機会の平等化とそれに伴う社会の平等化が不十分である、(6)グローバル化される国際社会において日本の高等教育市場や労働市場の競争力の低さが懸念される、などの点が指摘された。  このことから本稿は、(1)教育ローンの充実化、(2)授業料の再検討、(3)産業別賃金プロファイル格差の再検討、などを提案する。, 第1章:はじめに 第2章:大学進学の内部収益率の先行研究 第3章:基礎データの解説 第4章:大学進学率の内部収益率の算出 : (1)費用の定義と内部収益率 第5章:大学進学率の内部収益率の算出 : (2)産業別の内部収益率 第6章:結論}, pages = {63--82}, title = {内部収益率のバリエーションと大学進学の経済的メリットの再考察}, volume = {27}, year = {2010}, yomi = {タナカ, ヤスシ} }