@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001597, author = {鳥羽, 慎也 and TOBA, Shinya and 高田, 慎一 and TAKADA, Shinichi and 黒坂, 光 and KUROSAKA, Akira}, journal = {京都産業大学論集. 自然科学系列}, month = {Mar}, note = {ムチン型O–グリコシド型糖鎖はタンパク質の主要な翻訳後修飾の一つであり,UDP-GalNAc : polypeptide N-acetylgalactosaminyltransferase (GalNAc-T) は,その生合成開始反応を触媒する.筆者らはこれまでに,脳・神経特異的に発現するGalNAc-T9および,それと非常に高い相同性をもつGalNAc-T様遺伝子(putative GalNAc-T,以降pt-GalNAc-Tと略)をクローニングした.pt-GalNAc-Tについては,ノーザンブロット解析,in situ hybridization 解析により,それがGalNAc-T9同様,脳特異的に発現することを見いだしている.pt-GalNAc-Tが典型的なムチン型ペプチドに対して糖転移活性を示すことから,pt-GalNAc-TはGalNAc-Tファミリーの新規アイソザイムとみなすことができるので,GalNAc-T16と呼ぶことにする.筆者らは,GalNAc-T9および-T16の生体内での機能を詳細に解析するため,胚性腫瘍細胞P19を用いた.P19はレチノイン酸(RA)存在下で神経に分化する細胞であり,神経分化モデル細胞として様々な研究に用いられている.まず,P19細胞におけるGalNAc-Tファミリーの発現を解析したところ,神経特異的に発現するGalNAc-T9,-T13,-T16の発現が神経分化に伴って亢進することを見いだした.そこで,P19細胞においてこれらの遺伝子の発現を抑制し,神経分化に対する影響を解析した.興味深いことに,GalNAc-T16の発現を抑制したP19細胞においてのみ,神経細胞への分化が見られず細胞死を引き起こした.筆者らはさらに,カスパーゼ解析,FACS解析により,GalNAc-T16ノックダウン細胞における神経分化誘導時にアポトーシスを起こしていることを見いだした.以上の結果から,GalNAc-T16は神経分化において重要な機能を持つと考えられた., 1.序論 2.材料と方法 3.結果 4.考察 参考文献}, pages = {59--70}, title = {UDP-GalNAc : polypeptide N-acetylgalactosaminyltransferase 16の発現抑制によって引き起こされる細胞死に関する研究}, volume = {37}, year = {2008}, yomi = {トバ, シンヤ and タカダ, シンイチ and クロサカ, アキラ} }