@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001599, author = {東, 邦昭 and HIGASHI, Kuniaki and 藤井, 健 and FUJII, Takeshi}, journal = {京都産業大学論集. 自然科学系列}, month = {Mar}, note = {1999年の1年間に京阪神を通過した寒冷前線を地上天気図から22例を検出した.これらについて気象庁現業用レーダーの降水エコーなどを調べた結果,3時間に100mm以上の大雨をもたらした顕著な線状降水帯が3例(5月27日,6月27日,6月29日)確認できた.本研究は,どのような環境場のときに,これらの線状降水帯が形成されたのかについて調べることが目的である.まず,潮岬の高層気象観測データによると,線状降水帯の事例では対流圏下層においてほぼ南西の風が卓越し,風速は20m/s を上回っていた.さらに,潮岬の高層観測データから925hPaの水蒸気フラックスと対流有効位置エネルギーを算出した.これによると,線状降水帯が発現した場合には水蒸気フラックスが350g/m^2·sを上回っていることがわかった.また,対流有効位置エネルギーと水蒸気フラックスの関係を調べると,水蒸気フラックスの値が同じ位の値であれば,対流有効位置エネルギーが大きい場合に線状降水帯が発生しており,一方,対流有効位置エネルギーが同じ位の値であれば,水蒸気フラックスの値が大きい場合に線状降水帯が発生していることが明らかになった.}, pages = {81--93}, title = {1999年に京阪神地域を通過した寒冷前線に伴って線状降水帯が発生したときの環境場}, volume = {37}, year = {2008} }