@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001619, author = {東, 邦昭 and HIGASHI, Kuniaki and 馬場, 賢治 and BABA, Kenji}, journal = {京都産業大学論集. 自然科学系列}, month = {Mar}, note = {2005年8月8日に京都地方気象台で1600JSTまでの1時間に31.5mmの強雨が観測された.一方,京都地方気象台周辺の気象庁アメダス観測点(花背峠・長岡京・京田辺)ではこの時間に降水は観測されておらず,非常に局地的な強雨であった.この日は京都地方気象台では0700~1400 JSTまでは日照時間が毎時0.9~1.0時間あり晴天で,地上天気図から近畿地方周辺に目立った低気圧や前線は存在せず太平洋高気圧に覆われていた.このためこの強雨はいわゆる夏の夕立に相当するものと考えられる.この強雨について本研究では琵琶湖の風系に着目し,領域気象予報モデルを用いて琵琶湖がある場合の標準実験と琵琶湖がない場合の感度実験を行い琵琶湖の風系がこの強雨に与える影響について解析を行った.その結果,琵琶湖の存在によって夕方になると京都盆地へ向かう風系が作りだされ,これによって標準実験と感度実験と比較して相対的に水蒸気量の大きな領域(差が3g/kg以上)が琵琶湖方面から移流してくることが示唆され,このことが2005年8月8日に京都地方気象台で1時間に30mm以上の強雨をもたらした原因の1つであることを示した.}, pages = {61--69}, title = {2005年8月8日に京都市で観測された強雨と琵琶湖の風系との関係}, volume = {40}, year = {2011} }