@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00001741, author = {山田, 創平 and YAMADA, Sohei and 中西, 勝彦 and NAKANISHI, Katsuhiko and 藤原, めぐみ and FUJIWARA, Megumi and 鬼塚, 哲郎 and ONITSUKA, Tetsuro}, journal = {高等教育フォーラム}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、京都産業大学において開講されているキャリア形成支援教育科目「キャリア・Re- デザインⅠ」(以下本科目)の担当者が、本科目の教育効果を定性的に評価し、今後の実践にエビデンスベースのフィードバックを提供する点にある。本科目の受講生はその多くが低単位の状態にある。先行研究はその背景に「大学での人間関係」があると指摘している。学生は「大学での理想的な人間関係」を強く規範化し、内面化することで疲弊し、低単位へと至っている。本科目担当者は上記をふまえ、学生が大学との関係を相対化し、内面化した大学規範を脱して、自らと大学との関係を再構築するために、自らを語る言語化プログラムが重要と考え実践してきた。  本研究では期末試験データを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)により分析し、言語化プログラムの教育効果を査定した。その結果5カテゴリー(【強固な大学規範】【単線的で表面的な自己表現】【複雑で多面的、非一貫性を帯びた自己表現】【リアルな他者認識、他者尊重に基づく対話姿勢】【授業時間/空間に対する記憶・意識】)と10概念が抽出された。カテゴリー間の関係は、学生による大学生活の相対化とその前提となる学生の主体性が「深い言語化」と関係することを示しており、本科目における言語化プログラムが一定の教育効果を持つ可能性が示唆された。}, pages = {11--21}, title = {キャリア再構築科目における「言語化実践」の意義と効果}, volume = {5}, year = {2015} }