@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00002247, author = {岡部, 曜子 and OKABE, Yoko}, journal = {京都マネジメント・レビュー}, month = {Dec}, note = {本論は,日本企業にとってのMBA教育の意義について,働く個人の視点から検討するものである.  日本企業では従来,仕事の経験を通じた人材育成‐ OJT(On-the-Job-Training) -が行われてきたが,企業内において長期的に蓄積される人的経営資源は日本的経営の強みであった.しかし,経営環境の変化が激しくなり,体系だったグローバルな経営知識を身につけたマネジャーが求められるようになっている.また,働く個人の意識も変化している.若手ビジネスパーソンはとくに不確実性の高い経済下での雇用に不安を感じる一方で,より高い報酬や仕事のやりがいを求めるようになっている.さらには,日本の大きな社会的変化として少子化の進行があるが,高等教育機関としての大学は入学志願者の減少に直面して学生確保に苦慮している.これらの複合要因から,Off-JT(Off-the-Job-Training) のビジネス教育機会として日本版ビジネススクールが生まれた.日本企業はこれまで米国のビジネススクールなどに留学したMBA 人材を活かしてこなかったが,その理由は彼らがビジネススクールで修得した知識や体験が日本的な経営と相容れなかったからである.果たして日本のビジネススクールは企業や個人の要請に十分に応えることができるのか.また,新しい人材育成の方法は従来の日本的な経営システムにどのような影響を与えるのか.本論では,米国のビジネススクールに留学する人に対して米国留学の目的を尋ね,そこから日本企業の人事政策や日本のビジネススクールの運営についての示唆を得る.調査方法はインタビューが主で,アンケート結果も援用する.}, pages = {31--46}, title = {日本的経営とMBA : 米国MBA留学生の意識調査から}, volume = {16}, year = {2009} }