@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00002292, author = {井村, 直恵 and IMURA, Naoe}, journal = {京都マネジメント・レビュー}, month = {Dec}, note = {企業再生の研究は数多く,その中心的課題は,業績の悪化による倒産からの脱却である.しかし,企業の失敗の中には,好業績であるにもかかわらず,何らかの不都合が生じ,それにうまく対処できなかったことを原因とする場合も多い.こうした不都合は事業継続にとってはリスクとなる.本研究では,事業リスクによる影響を最小限に食い止めるために,事業リスク発生に気づいた社員が企業に対して事業リスク発生の可能性についての警鐘を鳴らす組織とはどのような組織なのかを調査することを目的として,事業リスク認識時の従業員による戦略行動を調査する.このような調査において, 従来の調査法では限界がある.そのため本調査ではSituational Judgment Testという手法を用いるための,尺度の開発を実施した.具体的には,事業リスクの認識と戦略行動を示すシナリオと行動尺度である.本調査では行動尺度として横方向の情報共有と縦方向の情報共有の2種を想定し,それぞれを5点尺度,4点尺度として測定し,質的調査を実施した. 調査の結果,ハイリスクの場合とローリスクの場合を比較して,横方向では部門内部や部門間での情報伝達行動には差異がある一方,縦方向の行動(上司・部下間での情報伝達モード)は差異がないことが示された.調査の結果導かれた,シナリオ中の修正点などを今後の定量調査に反映していく.}, pages = {23--44}, title = {事業リスクに対する戦略行動尺度の開発 : Situational Judgment Test の活用}, volume = {21}, year = {2012} }