@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00002477, author = {三好, 準之助 and MIYOSHI, Jun-nosuke}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {現代日本語には「やはり」という副詞がある。この副詞には「前と同様に,ほかと同様に」などの意味があり,この意味は同等の比較表現であるという解釈が可能である。国語辞書では同様を表わすいくつかの語義が記載されているが,2ヶ国語辞書では譲歩の意味も加わっている。他方,現代スペイン語には同等比較の意味の形容詞igualがあるが,この形容詞は推測や譲歩の意味の副詞になり,話しことばで使われているという。本稿は「やはり」とigualの譲歩表現を比べて,両者に見られる類似点と相違点を探ってみた。その結果,両者とも特別な文脈情報によって譲歩の意味が表現されているが,「ヤハリ」の場合にはその表現形式の外にある文脈情報の存在で譲歩の意味が生まれており,igualの場合にはその表現形式自体から譲歩の意味が生まれていることが判明した。}, pages = {109--130}, title = {日本語の「やはり」とスペイン語のigualの譲歩表現}, volume = {50}, year = {2017} }