@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00002484, author = {藤倉, 恵子 and TOKURA, Keiko}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {(その2) 3.カブラ,リンゴ,バター攪拌器といったハリウェルに見られるモチーフは,ハリウェルの頃にはイギリスから衰退しつつあったハロウィーンの文化に関連するものである。 4.フランス人にとって,カブラは下層階級に典型的な野菜であるだけだが,イギリスでは,農業革命,そして産業革命のもたらす社会変化のシンボルである。 5.2番目の子豚の家の素材であるハリエニシダは,子豚がどんな世界で生きていこうとしていたかを示している唯一の要素と見なすことができる。ハリエニシダを用いたこのような類いのメタフォーは,しばしば,19世紀イギリス文学に見られたものである。ユゴーやディケンズたちのような,子供たちの不遇を描いた19世紀文学のキーワードは,「悲惨さ」であった。そして,それは,また,「三匹の子豚」の物語を理解するためにもあてはまるキーワードである。}, pages = {245--274}, title = {ハリウェルの「三匹の子豚」の文化史的読解(その2) : AT124話型の英仏類話との関連において}, volume = {50}, year = {2017} }