@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00002486, author = {畠山, 香織 and HATAKEYAMA, Kaori}, journal = {京都産業大学論集. 人文科学系列}, month = {Mar}, note = {本稿は,中国人による日本文化研究の中で,日本の生活文化の特徴が如何に論じられてきたかを考える。日本に留学し,長期滞在した中国の文化人が著した日本論の研究は多いが,近代以降の不幸な両国関係による民族の恩讐が深いため,歴史,思想,社会,国際政治等や民族感情にまつわるものが主流になっているのは至極当然である。本稿は,そのような趨勢を認識したうえで,より一般の人間生活に根ざしている生活文化についての観点を拾い上げ,中国の文化人がなぜ「日本の生活」を論じるのか,どう論じたのかを考察する。周作人の『日本管窺』その他の著作,郁達夫の『日本の文化的生活』その他1930年代頃の雑誌に見る言論などを対象に,日本の生活文化のどのような特性を見出し,どのように評価,批判をし,本国のものとの対比を行ったのかについて検討する。さらに,往年のこれらの典型的な日本文化論に対して,今日の中国の研究者が如何なる発言をしているかにも言及する。}, pages = {301--320}, title = {なぜ「日本の生活」を論じるのか}, volume = {50}, year = {2017} }