@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00009927, author = {关, 光世 and SEKI, Mitsuyo}, journal = {京都産業大学総合学術研究所所報}, month = {Jul}, note = {本稿は2016年12月7日,京都産業大学英中言語文化交流史研究会において行った口頭発表“ 徐志摩翻译作品中的‘ 被’ 字句及其欧化” を基礎とし,当日に賜った諸先生方の御意見,御指導をもとに加筆修正したものである。  徐志摩はその文体が王力によって「欧化の程度が高い」と評されたため,その後も欧化の代表的な人物と見なされたが,本稿はその評価に対する疑問を出発点とし,徐志摩の翻訳作品における受身文を対象に行った関(2016)の統計と分析をもとに,贺阳(2008)の先行研究との比較を通して,徐志摩の欧化の程度を客観的に再検証した。  比較したのは“ 被” 構文の意味特徴の拡大(非消極義の発展),文体と受け身マーカーの選択,「モノ」を指す名詞が主語に立つ受け身文,非処置性の動詞が述語に立つ受け身文,未然の事態を表す受身文について,の5項目である。  これらの項目に対する比較分析の結果,こと受身文に関して言えば,徐志摩の翻訳作品の文体は,一定の欧化が観察されるものもあるが,それはせいぜい「欧化の兆し」という程度の変化であり,同時代の文体と比べて顕著な違いはなく,基本的に未だ旧白話の状態にあると言えることがわかり,従来の徐志摩に対する十分な論証を欠くことの客観的な根拠を提示することができた。}, pages = {15--23}, title = {徐志摩の翻訳 欧化再検証 : 受身文の場合}, volume = {12}, year = {2017} }