@article{oai:ksu.repo.nii.ac.jp:00009940, author = {齋藤, 敏之 and SAITO, Toshiyuki}, journal = {京都産業大学総合学術研究所報}, month = {Jul}, note = {本研究では,生後発達が不良な子ブタを新たに乳幼児の脳疾患を念頭においた脳研究に活用することを目指し,ヒト乳幼児の脳疾患の病態を解明するための新規モデル動物を開発することを目的としている。  あらかじめ,麻酔下でホルマリン血管潅流を行った離乳前のオス子ブタ(ランドレース系,15週齢)の頭部を磁気共鳴画像装置(Magnetic Resonance Imaging;MRI,3テスラ)にて撮像し,T1強調画像などに加え,拡張テンソル解析による脳内神経軸索の可視化を試みた。T1シーケンスでは分解能,信号対雑音比とも良好な画像が得られたが,拡散テンソルシークエンスによる解析では脳の神経軸索を鮮明に可視化できなかった。一方,クリューバー・バレラ染色を用いた脳切片の染色を検証し,ルクソールファストブルーの定着を改善するための検証を終え,神経軸索の染色が技術的に可能となった。  本研究で,幼若子ブタの脳からMRIにより鮮明なT1強調画像などを得るための基本条件を確認できたが,拡散テンソルシークエンスを用いた神経軸索の可視化については,麻酔下でさらに検証する必要がある。今後,MRIを用いた脳の画像解析法と脳切片染色による手法を併用して,幼若子ブタの正常な脳発達とその障害を解析する上で必要な形態学的な基盤データを整備していきたい。}, pages = {121--128}, title = {乳幼児の脳発達障害の病態を解明するための新規動物モデル開発}, volume = {12}, year = {2017} }