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アイテム
「社会学的テクスト」としてのSF 文学の可能性 : 「時間の社会学」の観点から読む『所有せざる人々』
http://hdl.handle.net/10965/00010528
http://hdl.handle.net/10965/00010528306a42d7-90c2-40c9-a2f6-68c21054b07f
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||||
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公開日 | 2021-04-13 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
タイトル | 「社会学的テクスト」としてのSF 文学の可能性 : 「時間の社会学」の観点から読む『所有せざる人々』 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
言語 | en | |||||||||||
タイトル | SF as “Sociological Fiction” : Ursula K. Le Guin’s The Dispossessed and the Sociology of Time | |||||||||||
言語 | ||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | S | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | 時間の社会学 | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | ユートピア | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | 『所有せざる人々』 | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | アーシュラ・K・ル・グィン | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
言語 | en | |||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | SF | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
言語 | en | |||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | Sociology of Time | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
言語 | en | |||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | Utopia | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
言語 | en | |||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | The Dispossessed | |||||||||||
キーワード | ||||||||||||
言語 | en | |||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||||
主題 | Ursula K. Le Guin | |||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||
著者 |
菅原, 祥
× 菅原, 祥
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抄録 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | 本稿が試みるのは「SF の社会学」という新たな試みに向けた第一歩である。それは,SF 文学を一種の社会学的テクストとして(あるいは,従来の社会学が苦手としてきたような領域を社会学的な考察の俎上に載せるためのヒントになるようなテクストとして)読むことを提唱する。この目的のために,本稿はアーシュラ・K・ル・グィン(ル=グウィン)の『所有せざる人々』(1974)を「時間の社会学」の観点から詳細に読解し,この作品が社会学における時間に関する議論にどのような新たな視点を付け加えることができるかを検討することで,SF が社会学にどのような貢献をなしうるかを考察する。 考察の結果,SF 文学には「時間の社会学」に対して以下のような有効性があることが示唆された。第一に,「異化の文学」としてのSF 文学は,その最良の場合において「他なる時間のあり方」への想像力を喚起する。そこにおいてSF 文学は,物理学や生物学の知見を取り入れることによって「社会的時間」という社会学用語が含意する人間中心主義の独善を免れることが可能なのであり,それによってさまざまな存在レベルの時間を相互に横断し結びつけるような社会理論へと思考を媒介していくことが可能である。第二に,SF 文学は,このような「他なる時間のあり方」をさらに「人間的時間」へと再び差し戻し,翻訳しなおすことによって,人間と「未来」との関わりの有り得べき可能性の探求を可能にしている。そこにおいては現実に対するユートピア的な改変可能性の力を有する「未来」のあり方が示唆される。ここに,「未来」通じて現在を批判的に考察する文学としてのSF 文学の強みがある。 |
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書誌情報 |
京都産業大学論集. 社会科学系列 巻 38, p. 75-96, 発行日 2021-03-31 |
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出版者 | ||||||||||||
出版者 | 京都産業大学 | |||||||||||
ISSN | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||
収録物識別子 | 0287-9719 | |||||||||||
書誌レコードID | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||||
収録物識別子 | AN00060189 | |||||||||||
著者版フラグ | ||||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |