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  1. 01 本学刊行物
  2. 01-001 京都産業大学論集.人文科学系列
  3. 01-001 第31号

ナジアンゾスのグレゴリオスとDe vita sua : アテーナイにおけるバシレイオスとの友情(carm. II. 1.11, 211-264)

http://hdl.handle.net/10965/250
http://hdl.handle.net/10965/250
c80e5135-f54c-444f-9d5a-d6f4bfb2cd91
名前 / ファイル ライセンス アクション
AHSUSK_HS_31_29.pdf AHSUSK_HS_31_29.pdf (1.6 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2017-08-18
タイトル
タイトル ナジアンゾスのグレゴリオスとDe vita sua : アテーナイにおけるバシレイオスとの友情(carm. II. 1.11, 211-264)
言語 ja
タイトル
タイトル Gregorius Nazianzenus and De vita sua : The friendship with Basilius in Athens(carm. II. 1.11, 211-264)
言語 en
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 自伝文学
キーワード
主題Scheme Other
主題 友情
キーワード
主題Scheme Other
主題 ギリシア的パイデイア
キーワード
主題Scheme Other
主題 キリスト教信仰
キーワード
主題Scheme Other
主題 古代末期
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 autobiography
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 friendship
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 classical paideia
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Christianity
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 late antiquity
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
著者 伊藤, 照夫

× 伊藤, 照夫

WEKO 19690

ja 伊藤, 照夫

en ITO, Teruo

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 ナジアンゾスのグレゴリオスは,たんなる神学者ではなく,まさしく詩人でもあり,その文学的営為は彪大な詩的作品群に達している。かれの詩作活動は霊的行為であり,神への讃美であり,その作品は神へのささげものであったが,その一方でその作品群にはまぎれもなく自己を語る自伝的題材も見出される。そこではかれの発言と叙述はまちがいなく深刻に個人的である。そのような自伝的作品の中でもとくに長大な『自らの生涯についての(De vita sua)』は,かれが心ならずも帝都コンスタンティノポリスの司教職を辞してまもなく書かれた。このキリスト教作家では最初の自伝文学は,かれの一種の詩的履歴書を提供してくれるが,それ以上にかれ自身の生涯(人生)の意味について,はなはだ感受性豊かな省察を含んでいる。そしてそれらの省察が精神的にも心理的にも複雑な意味深長さを見え隠れさせているのである。そのことがはしなくも,アウグスティヌスとの比較へ導き,その結果を次のように認めざるを得ないのである。アウグスティヌスは体験をなしとげてしまった立場から,グレゴリオスはなお依然として体験しつづけている立場から,それぞれ自己を語っている。
 『自らの生涯について』に関する拙論の今回の主要な目標は,この作品におけるふたりの人物グレゴリオスとカイサレイアのバシレイオスの人間性と,作品におけるその働きとを追求しながら,両者のアテーナイでの友情を分析すること,それによってアテーナイ時代から多年にわたって持続されるかれらの著名な交友のいわば「詩と真実」を探求すること。もうひとつは,アテーナイから故郷カッパドキアへと展開していくかれらの友情の軌跡を求めて,それぞれのアテーナイにおける体験の意味を解釈することである。
 グレゴリオスの主張するところでは,かれらのアテーナィ体験はキリスト教の精神に基づくもので,そこから逸脱することはなかった。しかし,ヘレニズム時代以来の修辞学とギリシア哲学はキリスト教と異教文化の緊張の昂進する古代末期(4世紀)においても,教育と文化の中核をなしていた。グレゴリオスもバシレイオスも,伝統的な学芸都市アテーナイでの修学に没入していたのも当然のことであった。だが,キリスト教信仰に対立するものとしての異教文化への反省と反掻が徐々にパシレイオスにしのびより,やがて全面的ではないにしても,かれはそれまでグレゴリオスと分かちあっていた理想を放棄しようとする。それにたいして,グレゴリオスは,おそらくアテーナイの生活に深く根をおろしていたのであろう,ギリシア的パイデイアの魅力にとりつかれていた。ふたりの間の緊張がやがてかれらの友情と一致に食い違いを生む。まさにアテーナイ時代にこそ,友情と不一致(矛盾)が同時に始まったのであり,そこにかれらの友情の本質がひそみ,さらにはグレゴリオスにこの作品を書かせた原因のひとつが示唆されるのである。
書誌情報 京都産業大学論集. 人文科学系列

巻 31, p. 29-55, 発行日 2004-03
出版者
出版者 京都産業大学
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 0287-9727
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN0006019X
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
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Ver.1 2023-05-15 15:15:56.156279
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