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アイテム
「こなた・かなた」の観点による解釈と文法(下)
http://hdl.handle.net/10965/778
http://hdl.handle.net/10965/77867a08c5f-6928-4296-9214-d8f41cde96e9
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2017-09-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 「こなた・かなた」の観点による解釈と文法(下) | |||||
言語 | ja | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Interpretative Grammer by Viewpoints of Konata and Kanata : Part 2 | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 自動詞 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 他動詞 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | こなた | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | かなた | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 芭蕉 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | intransitive verb | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | transitive verb | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | konata | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | kanata | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | Basho | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
若井, 勲夫
× 若井, 勲夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 話し手自身の意識、感情、立場など主体的な要素を絡めて表現 するのは国語の特質であるとともに、日本人の特質である。その 中で、動詞による表現を、言語主体が行為や状態を主観的に捉へ て表すか、言語主体に関はらないで自然に成立したと客観的に捉 へて表すかを区別して考へることが解釈の重要な手懸りになる。 本稿では、前者を「こなた」、後者を「かなた」と名づけ、それ ぞれが単独で、また、両者が関係し合って作用し合ふ意味構造を 考察し、解釈するのが主眼である。前稿では、こなた・かなたの 観点、こなたからかなたへ、逆に、かなたからこなたへ転換する 観点、両者を総合的に表現する観点に分けて、歌文について文法論を基盤に解釈し、古代の表現の発想と根本的な観念を考察した。 本稿はこれに続いて、まづ前稿を発表した後に、いくつか追加すべき内容があり、補遺の形で新しく歌文を取上げ、解釈した。 前稿の考へ方の修正はなく、用例とその考察を各項に配置した。これによって、論旨がさらに明確になった。 次に、芭蕉の発句と俳文について、同じ観点に基づき、芭蕉の 表現の根源にある発想を究め、その語法と文法を俳諧の構造から明らかにし、表現意識と創作意欲を考察した。主な論点は次の通りである。(1)芭蕉は一つの句であっても推敲を重ね、いろいろ異形がある。その中で自他の動詞による表現的意味を探る。(2)自然の状景を詠む時、その力強さを意識して、また、俳文で改まった気分で書き始める時、こなたの表現になる。(3)自然の力がわが身にはたらきかける時は、かなたからの表現にな る。(4)従来、他動詞の自動詞的用法とされてきた句は、こなたとかなたとの関はり、かなたからこなたへの作用と捉へた表現であり、そこに自然の力を感じ取ってゐると解することができる。(5)有名な句で諸説があるものを、こなた・かなたの観点 の転換から考察するとよりよく理解することができる。 以上、古典の歌・文章、また、芭蕉の発句・俳文を通じて、国語のこなた・かなたの観点による表現は国語の根底をなし、そこに日本人の考へ方、感じ方の特徴が存してゐることを明らかにし得た。 |
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書誌情報 |
京都産業大学論集. 人文科学系列 巻 45, p. 414-389, 発行日 2012-03 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 京都産業大学 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||
収録物識別子 | 0287-9727 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN0006019X | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |