ログイン
言語:

WEKO3

  • トップ
  • ランキング
To
lat lon distance
To

Field does not validate



インデックスリンク

インデックスツリー

メールアドレスを入力してください。

WEKO

One fine body…

WEKO

One fine body…

アイテム

  1. 01 本学刊行物
  2. 01-001 京都産業大学論集.人文科学系列
  3. 01-001 第47号

ダンヌンツィオとパスコリのオデュッセウス像 : 詩人と教育者の立場の違い

http://hdl.handle.net/10965/1089
http://hdl.handle.net/10965/1089
f3493b71-5d63-43a0-bccb-2a4905b8b775
名前 / ファイル ライセンス アクション
AHSUSK_HS_47_103.pdf AHSUSK_HS_47_103.pdf (1.8 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2017-09-30
タイトル
タイトル ダンヌンツィオとパスコリのオデュッセウス像 : 詩人と教育者の立場の違い
言語 ja
タイトル
タイトル The images of Ulysses in D’Annunzio and Pascoli and the difference of standpoints: Poet or educator
言語 en
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 『 オデュッセイア』
キーワード
主題Scheme Other
主題 翻案
キーワード
主題Scheme Other
主題 イタリア文学
キーワード
主題Scheme Other
主題 詩
キーワード
主題Scheme Other
主題 教育
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Odyssey
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 adaptation
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Italian literature
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 poetry
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 education
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
著者 内田, 健一

× 内田, 健一

WEKO 6502

ja 内田, 健一

en UCHIDA, Kenichi

Search repository
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 序 :ダンヌンツィオは『死の瞑想』(1912年)の中で,死んだパスコリとの関係を回想する。二人を繋ぐ重要な接点は,古代ギリシア神話の英雄オデュッセウスであった。そして二人には,詩人と教育者という立場の違いがあった。
第1章:両者の詩人としての連帯感は,ダンヌンツィオからパスコリへの好意・評価によって,次第に友情へと発展する。対極的な世界観を持つ二人ではあるが,ギリシア・ラテンの古典文学に対する情熱という固い絆で結ばれている。
第2章:パスコリは『オデュッセウスの眠り』(1899年)で,「眠り」を通じてオデュッセウスという神話的な人物像の消滅を,また「夢」を通じて祖国や家族への情愛を表現した。
第3章:学生用アンソロジー『敷居の上』(1899年)の「序文」でパスコリは,教育者としての熱意と,弱者を思いやる社会主義的な思想を語る。また「生徒たちへの覚書」で,オデュッセウスの涙を通して,郷愁や忠犬という純粋なものを若者に伝える。
第4章:オペラ作曲家ヴェルディの追悼演説(1901年)でダンヌンツィオは,エリート主義的でナショナリズムが濃厚な教育について論じた。晩年のヴェルディと,ダンテのオデュッセウスの老いた姿を重ね合わせ,学生に資本主義的な競争心を植え付ける。
第5章:詩集『マイア』(1903年)でダンヌンツィオは,英雄の個人主義を極限まで突き詰め,俗世を超越した孤高の求道者を描き出した。そこに利他的な教育者の要素が入り込む余地は全く無い。
第6章:詩『最後の旅』(1904年)でパスコリは,夢想を実現したいという強迫観念に取り付かれた英雄が,幾つもの幻滅を味わった末に破滅する姿を,悲哀を込めて描いた。ダンヌンツィオはこの作品を絶讃し,類似した内容の悲劇『愛よりも』を1906年に書いた。
結:ダンヌンツィオは,飽くなき探求心を抱く冒険者としてオデュッセウスを描き,自己を同一化する。この理想像は,詩人の立場でも教育者の立場でも同じである。一方,パスコリは詩人として,その神話の喪失を悲壮に描く。しかし,教育者としては,その悲劇には触れず,その純粋な詩情だけを強調する。ダンヌンツィオと違い,教育者の自覚を強く持っていたパスコリは,随筆『最後の授業』(1907年)で,彼が受けたカルドゥッチの授業(内容はダンテのオデュッセウス)を振り返りながら,詩と教育の一致という理想を夢見る。
書誌情報 京都産業大学論集. 人文科学系列

巻 47, p. 103-122, 発行日 2014-03
出版者
出版者 京都産業大学
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 0287-9727
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN0006019X
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
戻る
0
views
See details
Views

Versions

Ver.1 2023-05-15 15:10:45.436140
Show All versions

Share

Mendeley Twitter Facebook Print Addthis

Cite as

エクスポート

OAI-PMH
  • OAI-PMH JPCOAR 2.0
  • OAI-PMH JPCOAR 1.0
  • OAI-PMH DublinCore
  • OAI-PMH DDI
Other Formats
  • JSON
  • BIBTEX

Confirm


Powered by WEKO3


Powered by WEKO3