ログイン
言語:

WEKO3

  • トップ
  • ランキング
To
lat lon distance
To

Field does not validate



インデックスリンク

インデックスツリー

メールアドレスを入力してください。

WEKO

One fine body…

WEKO

One fine body…

アイテム

  1. 01 本学刊行物
  2. 01-001 京都産業大学論集.人文科学系列
  3. 01-001 第50号

ダンヌンツィオ『讃歌』における聖フランチェスコの影響 : 宗教的思想と文学的形式の合流

http://hdl.handle.net/10965/00002480
http://hdl.handle.net/10965/00002480
9929eaf3-ca4e-468f-bb11-9cd300999846
名前 / ファイル ライセンス アクション
AHSUSK_HS_50_337.pdf AHSUSK_HS_50_337.pdf (643.4 kB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2017-12-09
タイトル
タイトル ダンヌンツィオ『讃歌』における聖フランチェスコの影響 : 宗教的思想と文学的形式の合流
言語 ja
タイトル
タイトル The influence of St. Francis on D’Annunzio’s Laudi : The confluence of religious thought and literary form
言語 en
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 キリスト教
キーワード
主題Scheme Other
主題 宗教文学
キーワード
主題Scheme Other
主題 耽美主義
キーワード
主題Scheme Other
主題 押韻
キーワード
主題Scheme Other
主題 退廃主義
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Christianity
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 religious literature
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Aestheticism
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 rhyme
キーワード
言語 en
主題Scheme Other
主題 Decadentism
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
著者 内田, 健一

× 内田, 健一

WEKO 6502

ja 内田, 健一

en UCHIDA, Kenichi

Search repository
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 ダンヌンツィオは『死の勝利』の序文(1894年)で,心理学的な観点から,古い宗教的著作への強い関心を表明する。『岩窟の乙女たち』(1895年)では,中盤以降にキリストの再来とされる聖フランチェスコが登場する。
 主人公クラウディオは,モンターガ家の暗さや修道院の冷たさに対抗して,聖人の『兄弟である太陽の讃歌(カンティコ)』や彼の伝記『小さな花』に言及しながら,太陽の下の自由と自然への愛を讃える。作中の聖フランチェスコは,作者ダンヌンツィオの姿が投影されており,宗教家というよりも詩人に近い。
 現実の恋愛関係に基づいた『火』(1900年)で,架空のカップルはフランチェスコ会修道院を訪問する。女優ドゥーゼをモデルとするフォスカリーナは,そこで解放感を覚え,夢中になって自然と触れ合う。彼女は貧しくとも清らかな修道院を,欲望が渦巻く都会と対比する。一方,ダンヌンツィオの分身であるステーリオは修道院を認めようとはしないが,聖人には崇敬の念を抱く。1897年のアッシージ体験でも,二人の態度には差があった。
 1899年,雑誌に掲載された『空と海と陸と英雄の讃歌(ラウディ)』初物5つには,「讃える」および「讃歌」というキーワードが繰り返し現われ,内容的・形式的に『カンティコ』と多くの共通点がある。多神教的な世界に属する「私」は,自然そのものを神として讃歌を捧げる。儚くも美しい自然の描写の幾つかは,ドゥーゼとの実体験に基づいている。また,ダンヌンツィオは『カンティコ』のプリミティヴな美を模倣して,『ラウディ』に母音韻などの不規則さを導入し,古めかしさが逆に新しく感じられる音楽性の表現を目指した。
 1900年,ダンヌンツィオは『ラウディ』の幾つかを,「女神の讃歌」として丁寧に手書きし,ドゥーゼに贈った。これ以降の作品の内容は,中世キリスト教的というよりも古代異教的である。飽くなき欲望を抱く「私」は,自然をその多様性ゆえに讃え,その中心にいる自分自身をも讃える。この傲慢さは,聖フランチェスコの慎ましさとは相容れない。1902年夏,ドゥーゼとのロメーナ滞在中に執筆された作品には,聖フランチェスコ的なモチーフがまた多くなる。彼本来の古典主義も顕著ではあるが,それだけではなく,聖人に関する思想の深まりも感じられる。平和への憧れと,自己の欲求との葛藤から解放されるために,ダンヌンツィオは限りなく自然に近づくことを目指す。その結果,彼は『波』という純粋な自然の讃歌に到達した。
書誌情報 京都産業大学論集. 人文科学系列

巻 50, p. 337-365, 発行日 2017-03
出版者
出版者 京都産業大学
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 0287-9727
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN0006019X
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
戻る
0
views
See details
Views

Versions

Ver.1 2023-05-15 15:09:51.464614
Show All versions

Share

Mendeley Twitter Facebook Print Addthis

Cite as

エクスポート

OAI-PMH
  • OAI-PMH JPCOAR 2.0
  • OAI-PMH JPCOAR 1.0
  • OAI-PMH DublinCore
  • OAI-PMH DDI
Other Formats
  • JSON
  • BIBTEX

Confirm


Powered by WEKO3


Powered by WEKO3